中年リーマン、へじくま日々を生きる

しがない中年サラリーマンが好きなことを書いてます

数字を読み解くためには算数をした方がいいと思う

 なんのこっちゃと言われるかもしれない。

 

 会社にいるダメな方向にすごい奴(以下、すごい奴の略でS)が会議で

「○○社で××万売り上げを上げます」と

高らかに宣言していたことに対し、上司が内訳を聞いただけで

しどろもどろで答えられず、火だるまになったのを見て

ニヤニヤしつつ、ふと思ったこと。

 

 ある数字が提示された時に、なぜその値なのか、ということを

考えない・考えられない人が多いような気がしている。

出てきた数字をそのまま塊としてしか見れないというのかな?

 

 例えば今回の案件で使える予算は100万ですよ、という話があった時

100万という数字を認識はしているけどそれで何をどこまで

行えるかという話を共有できないメンバーが結構いる。

 

 Sはそもそも社会人としてのスキルが低すぎるのと

数字をその場しのぎで適当に上げて炎上していたが

数字の意味を理解していないということでは共通してるなー、と。

 

 で数字を読み解くのに数学ほど高度なものではなく

足し引き、掛け割りの算数をするべきだと思う。

 

先の100万の予算なら

必要な機材に10万、メンバーの出張で20万などなど

積み上げていくと全体が見えてくる。

 

 

 合計の数字からではなくて、単価だけ出た時も同様で

コロナ禍で配られた10万の給付金を考えると

 

今年の8月時点で日本の人口は1億2530万人なので

今配られたとすると総額12兆5300億。

国家予算が100兆くらい、そのうち社会保障費が35兆だとか

そういったことを踏まえると、国家予算の12%は結構な金額だな、と

 

一人10万という方向から見ると大きくない額だけど

配る人数を掛け算するだけでどれだけのお金が動くかわかる。

 

 あと全人類に計算してほしいのは

〇〇分待ち、だ。

非常にイライラカリカリしている人間の多いこと。

 

 例えば病院で60分待ちとして、1人5分なら、12人いる。

12人も相手にした後で、自分に丁寧な対応をしてくれたら

感謝したくならない?

 

 他にも

 数字は嘘をつかないが詐欺師は数字を上手く使うとも言う。

きっと僕も巧妙な詐欺師には騙されると思うけど

それでも、何でこんなのにひっかかるの?という話はごろごろしている。

 

 僕は単純にひねくれものなので以下の表記を見ると

突っ込みをいれたくなる。

 

年商〇億!

95%の方が満足!

動員〇万人!

 

こういうのから身を守るためにも

算数大事、超大事。

 

身を守るだけでなく算数をしながら

その数字を見ると、もう少し世の中が見えてくるんじゃないかなー。

 

 

 ちなみに会議の後、Sが自分でぶち上げた数字を

どのように達成するのか計画書として上司にまとめさせられていたのだが…

 

 Sへ僕が引き継いだ先について、彼から質問を受ける中で

どこで何が売れているか

一個も把握していないことがわかり慄然としている。

 

算数以前の問題だった…