雑に飯を食う カスベ編
今回はそんなに雑でもないと
自負しているがどうかな。
以前ほどではないが
出張に出る機会が月に数回ある。
地方に行くたび
そこのスーパーを覗きに行くのが好きだ。
地の魚などを発見できたり
なんでここでこれが手に入るの?
というものと出会えることがあるからだ。
今回も出会えた。
ぬたにできるくらい新鮮なカスベ。
カスベというのはエイのことで
これはひれの部分にあたる。
中でも真カスベはメガネカスベという種を指し
味も良いとされている。
カスベという呼び名は
「かすのような魚」ところから来ているそうな。
煮ても焼いても美味くない魚のかす「かすっぺ」だと。
こちらは以前げんげのときにも載せた
サイト様からの受け売りでございます。
…結構ひどいよね。美味しいのに。
カスベをゲットして家に意気揚々と帰る。
妻はまだ仕事中だったのでラインを送っておく。
「今日の晩御飯はカスベがあるから安心して!」
返信
「?」
「息子のご飯炊いといて、1合」
ええい、ロマンを解さないやつめ。
たぶんエイとしては小ぶりなんだろうけど
ひれだけでこのサイズは結構な存在感だ。
何作ろうかな。
オサレにムニエルでも作ろうかな。
妻にライン。
「カスベのムニエルでも作ろうかと思う」
返信
「息子が食べられるよう煮つけがいい」
煮つけになります。
とりあえず切る。ぬたも食べたいな。
真ん中の身が厚い部分を煮つけにして
はじっこをぬた用としていただく。
途中を省いてしまったが
切ったあと全体に塩をして、10分くらい置いておく。
そのあと水でよく洗って血液や汚れをよく落とす。
これで臭みが抜けます。
ぬたにする部分は軟骨に沿った感じで細切りにした。
そして、酢につけておく。2~3時間放置。
ぬたって茹でで作るものだと思っていたが
新鮮なものは酢漬けでいいのね。
カスベ売ってた鮮魚コーナーの兄ちゃんが
教えてくれたから間違いない。
メインの煮つけに取り掛かろう。
今日の晩御飯がかかっているので
クックパッドにあるレシピを忠実に守る。
大さじで水5酒5醤油2 小さじで砂糖2みりん2
ショウガ多めにすりおろして入れた。
15分くらいぐつぐつぐつ。
妻も息子も美味いと言って食べてくれた。
カスベって軟骨のコリコリが美味しいとよく言うけど
身もとっても美味しい。
脂がないのにしっとりとしているし
旨味もあってすごく上品な味わいだと思う。
美味しくてすぐ食べてしまった。
400円ぐらいだったから
もう一枚買ってきて作ればよかったな。
また完成の写真とるの忘れちゃったよ…
ぬたは僕の晩酌のお供。
酢じめなので身の部分はきゅっきゅっとした歯ごたえ。
癖のないしめ鯖みたいな感じ。
それと軟骨のコリコリ感が相まってとても美味しい。
臭みとりも気をつけたせいか
本当に臭みも癖もない。
とってもお酒が進みました。
いやー、カスベって本当にいいものですね。