バレンタインの思い出
バレンタインデーだった。
チョコを買った。もらう日だったような気もするが。
コロナウイルスだなんだと言っても
チョコ売り場はそれなりに混んでいたし
売り切れの品も見受けられた。
当然だけど客のほとんどが女性だった。
旦那さんや、彼氏やら、好きな人やらにあげるんだろうな。
告白なんぞするのかね、甘酸っぱいね。
甘酸っぱい思い出かあ…
…
…
モテるとか皆無の人生だったので
青春期バレンタインデーの思い出ももちろん皆無だ。
書いてて泣きそう。
中学生の時
2月14日に下駄箱にチョコが入っているかもしれない
帰りがけ意外なあの子からもらえるかもしれない
そんな希望を胸に、教室から下駄箱、そして校門周辺を30分以上うろうろしていた。
あと15分で帰れる家路を1時間近くかけて帰った。
でもそんなうれしい出来事はなかった。
あったのは教室で担任から、何やってるんだと聞かれ、忘れ物したと答えただけ。
ああ、母親からチョコもらったっけ…
やっぱり泣きそう。
同じようなエピソードを書いた漫画を見て
僕だけじゃないと、謎の安堵感を得たことも書いてて思い出した。
「玄人のひとりごと」だったかな。
いいんだ。
僕にはいいちこがあるから。
スーパーだし…
美味しいよ、麦チョコみたい…